読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ヤマカワラボラトリ

ことばとおんがくがすきなめんへらさん、ヤマカワの研究所。

00011_自分を苛む

仕事をする。
仕事は集団でする。
個々人間には能力の差がある。
劣る私より優る人ばかりに囲まれる。
コミュニケーションの低い私は、誰にでも気さくに話しかける優秀な同期に支えられ、
何とか他のメンバーとの輪に繋がることが出来ている。
それでも、ふとした瞬間に自分を苛んでしまうことがある。
自分とは事務的な会話しかしないのに、他のメンバーとは冗談交じりで談笑する上司。
仕事と関係ないプライベートの会話を自然に振りまいて場を和ませる同期。
表面的に作った笑顔を内側から蝕んでくる、思考。
自然に、ごくごく自然に。
周囲から距離を置かれてしまう。
私は自分から面白い話もできない。
特別仕事ができるわけでもなければ、コネがあるわけでもない。
上司から何かを頼まれるのは、いつもあの人。
そんな風に、健常者の人たちとの間に、壁を感じる。
その場で心に付いた切り傷は、
帰宅して独りになると痛みを増す。
職場で気が張っていると平気でいられるけれど、
気が緩むともうダメで。守るものもない。
自分が自分を苛んでいるのを感じている。
そんなバカげたことが、いつまでたってもやめられない。