ヤマカワラボラトリ

ことばとおんがくがすきなめんへらさん、ヤマカワの研究所。

00044_普通希望

正直な話、自分はもう普通だと思っている部分がある。
以前寄稿したような突拍子もない妄想とかがあるわけでもないし、ヒトカラ12時間歌い続けられるくらい行動力も回復した。

 

それでも、ふとした瞬間に「自分は普通じゃない」と思うことがある。


例えば、職場の同僚たちが冗談を言い合っている時。
とても良い笑顔で笑いながらお互いを罵り合う様子を見る時。
嬉しそうな声で「バカじゃないの?w」「なにそれひどくない?w」と言葉を交わしている同僚たち。
自分はとりあえず笑顔を作って、彼らのいい雰囲気を壊さないように努めている。

 

真面目くさったコミュニケーションより、よっぽど親密さが出ている。
そういうコミュニケーションにあこがれている。
僕はどうしてもそういうのが上手く出来ない。

 

人の心の素直な部分、メイクで塗り固めていないすっぴんの部分、よそ行きとはことなる気を使わない部分、にアクセスしていくことが、できない。これはたぶん苦手とか下手とかいう次元じゃなくて、「できない」不可能の次元。

 

友達と話していてもそういう時がある。
仲がいいはずなのに、長い付き合いのはずなのに。
どこか「コレジャナイ感」が残ってしまう。

 

そういう、人と関わっていく中で違和感を感じる時、
「自分が普通じゃないせいかもしれない」との疑念が浮かぶ。
考え始めるとネガティブに転がり始めてしまうので、できるだけ他のことをしたり寝たりして気持ちを切り替える。

 

普通になりたいなぁ。