ヤマカワラボラトリ

ことばとおんがくがすきなめんへらさん、ヤマカワの研究所。

00060_見るもの全てが美しい

体調によって世界の見え方が大きく変わる、ということを最近よく感じている。

最近は人にも仕事にも趣味にも恵まれていて、申し分ない状態だと思う。
金はもっと欲しいけど、正直現状を変化させてまでほしいかというとそうでもない。
目先の暮らしに困らないくらいにはいただけている。

以前精神疾患当事者の友人が

「数年前まで暗黒時代を過ごしていたけど、今では見るもの全てが美しく見える」

と言っていたのを思い出した。
とてもその気持ちがよく分かる。
本当に今は、見るもの全てが美しい。

素直に面白いことを面白いと思える。
不正なことに怒りを覚えることもできる。
感情が、身体の中に還ってきたみたいだ。
本当に、それがうれしい。

こんな気分が続くなら、人生長生きしたいと思うくらいだ。
死ぬことしか考えてなかった時期もある人間なのに、えらい変わりようだ。

もちろん体調悪化のリスクは常に抱えている。
再発の防止に細心の注意を払わなければならないけれど。
そして、どんなに注意していても、必ず次の試練が来るだろうなとは思っている。まさに、「一寸先は闇」だ。

その時に、いかに立ち向かうか。
どう備えて、誰と協力し、道を拓いていくか。
今からそんなことを考えている。