00124_カルト
「ノルマ」「カルマ」「カルタ」に引き続き、「カルト」です。
「ルター」「カルーア」などの案も出ましたが、これでいこうかなぁと思います。
なんか燃えやすそうなテーマですな。火の用心。
なんかあの、「カルト」ってなかなか大変な役回りの言葉だなぁと思います。
「ノルマ」もなかなかいいイメージでは使われないでしょう。
「カルマ」もやっぱり難しいテーマであまり好かれなさそうな言葉です。
「カルタ」は楽しいとは思うけど最近ゲームとかネットにシェアを奪われて衰退しているもののような気がします。
でも「カルト」は今までの3つ以上にきびしー言葉かと思います。
Wikipedia先生に聞いてみると
1970年代後半 - 1980年代にかけて、アメリカを中心に議論が尽くされた結果、「宗教社会学的な教団類型というよりも、信者の奪回・脱会を支援する弁護士,ケースワーカー,元信者,信者の親族からなるアンチ・カルト集団によってターゲットとされた集団への総称的蔑称であり、特定集団に「レッテル貼り」として用いられる傾向があるという結論が得られている。
「集団への総称的蔑称」
「レッテル貼り」
言われてみるとそうかなぁと思うし、でもなかなか辛い運命をたどる言葉だなぁと思います。
「カ」も、「ル」も、「ト」もとってもいい言葉なのに。
「カ」はやっぱりかっこよくて情熱的なイメージがするし、
「ト」も力強い男の人を連想します。
この二人を容姿端麗な「ル」が結びつけてる三人組。
一つひとつはとてもいい言葉なのに、三人組になると負の感情を他集団にぶつけるための言葉になってしまうのかぁ、と思うとなんとなくかなしいです。
Wikipedia先生から再度引用すると
元来は、「儀礼・祭祀」の意味を表す、否定的・批判的なニュアンスを持たない宗教用語であった。
とのことでした。
元々は「カ」と「ル」と「ト」の三人組も否定的でない集団だったのですね。
いわゆる「カルト」と呼ばれる人たちも、最初は特に否定的でもない集団だったかもしれないのに、周囲からレッテルを貼られる運命を辿ったのか。そう思うとなんとなく人と言葉が同じような運命を辿っている気がします。
歴史とか人の営みを経て「カルト」はレッテル貼りに使われる言葉というレッテルを貼られてしまったのか……。なんというか、そういう運命を辿る言葉なのかなぁ。
なんだか言葉たちがかわいそうなので、ここはちょっと力持ちっぽい「タ」くんとおだやかでやさしい「パ」さんにご協力いただいて
「カタパルト」
になっていただきましょう。よく知らないけど、なんかカッコいい言葉みたいだし。
やったね、救われたね、よかったね、カルト。