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ヤマカワラボラトリ

ことばとおんがくがすきなめんへらさん、ヤマカワの研究所。

00141_メンヘラ.jp様に寄稿しました『統合失調症急性期から、正気を取り戻すまで』

本日、メンヘラ.jp様に読者投稿した記事が掲載されました。

 

統合失調症急性期から、正気を取り戻すまで – メンヘラ.jp

 

 

以前投稿した記事の続き、体験記の二つ目です。

 

前回の記事が発狂して東京で徘徊した話なのですが、

今回は地元に帰って、正気を取り戻すまでの話です。

 

なので、前半は発狂してるんですよね。

狂い方は前回の記事よりキツイかと思います。笑えるところが少なかった……もう少し笑いの要素が欲しいところでした……。

現実まったく笑えなかったので、どうしようもないところなのですが。

「不安定」って何やねん、的なツッコミはできたかなぁ。

 

今、何が起きているの? と姉に泣きつくシーンとかありますよね。

この辺とか、結構象徴的だなぁと思います。

 

記事に書けなかったエピソードもいくつかあります。訳あって掲載を見送ったわけじゃなくて、提出してから思い出しただけだったりする話なのですが。

 

東京を徘徊する前だったか、帰ってきてからだったか。

とにかく、日中母親とテレビでバラエティ番組を見ているときだったと思います。

「オレ、この先の展開わかるよ! オレ神様なんだよ!」 的なことを言った気がします。

茫然として私を見る母。やっていたのはクイズ番組の再放送だったと思いますが、今までに見たことはありませんでした。

 

「今こんな感じの点差でしょ? 次はこの人に点が入って、次はこの人がふざけて笑いを取って、最後は全部ひっくり返すような高得点の問題が出されて、結局正解するのは……」

 

とかすごく喋っていたと思う。実際、テレビの進んでいく展開が一瞬前くらいに感じ取れて、それを早口でまくしたてていたんじゃないかな、と思います。

 

実際思い描いたとおりに番組が展開していたかどうかは定かではありません。たとえ違っていたとしても、それを合理化する理由付けが瞬時にできるくらい頭の回転は加速していました。

 

以下は私の体験から思った話です。

 

統合失調症の妄想、幻聴が消失したとして、油断はできないと思います。

記事内にありますが、幻聴や妄想は無いけれど、脳が異様に活性化しているという状態。

 

意欲が満ちていて、動けて、根拠なく自信を持てる状態。

幸せを感じる気持ちも強いです。無事に妄想を乗り越えられた、オレは幸せ者だ、この恩を絶対返さなきゃ! と、未来に大きな希望を抱いたりします。

 

この状態を自分では不健康だと、リスクの高い状態だと認識できないんですよね。

意思疎通も出来る、妄想や幻聴もない、本人が苦痛を感じていない、周囲も「やっと正気に戻ってくれた」と胸をなでおろしている。

 

でも、気持ちの波の振れ幅は落ち着いていないんですよ。

ふとしたきっかけで急落し、行動できるがゆえに自傷他害に走る恐れがあります。

 

当事者は死ぬまでずっと再発のリスクを抱えて生きることになります。

油断したら本当に。次なったら私も帰ってこられる自信がありません。

 

統合失調症に限ったことではないし、そもそもメンヘラに限ったことでもないんですが、自分の状態を把握することがとても大事だと思います。人に聴いたりとか。

精神疾患もストレスも、思っているよりもとても身近だと思います。