ヤマカワラボラトリ

ことばとおんがくがすきなめんへらさん、ヤマカワの研究所。

00156_現実

現実。

私はそんなに好かれてなんていなかった。

私は「私が好かれている」と現実以上に思い込んでいた。

 

現実は「私がそれほど嫌われている」という意味ではないのに。

私は「私がたいそう嫌われている」と感覚してしまう。

 

また「そんなに嫌われているわけじゃない」と思いながら

「私の『現実以上にヒステリックに反応していること』が醜い」という思いで、自己嫌悪になる。

 

思考のバランスを取らなければと思う。

気になっていることを忘れようと思う。

しかし、一度ネガティブに走り出した思考は、考える対象を変えても走り方を変えない。

 

このまま働き続けることは出来ないのではないか。

 

仕事を辞めると将来への不安から精神状態を悪化させるのではないか。

しかし仕事を続けるとまた別のストレスが溜まって精神状態を悪化させるのではないか。

 

健康になりたいと願えば願うほど、健康を脅かすリスクにヒステリックになってしまう。

穏やかに生きたいと願えば願うほど、平穏を脅かすリスクにヒステリックになってしまう。

 

矛盾ばかりを追求してしまう思考回路だ。

「必ずしも全てが論理的ではない」ことを根拠に「全ての物事は非論理的だ」との思考の前提を持つことは良くないと思う。

 

ことばあそびだな。

これ以上考えすぎると、ことばに殺されてしまいそうだ。やめよう。