00161_いちばんだいじなこと
「ねぇねぇ、いま凄いこと気づいちゃったんだけど」
「は? 何?」
「世界で一番大きな違いについて」
「相変わらずよく分からねぇことについて考えるなぁ」
「なんでそういう言い方すんのよ。ひどくない?」
「はいはいごめん。で、世界で一番大きな違いとはなんですか?」
「謝り方に誠意が感じられません。話す気失せたわ」
「そっか、それなら良かった。とりあえず朝飯食おうな?」
「……はーい」
「……話したいなら話せよ」
「そんな命令口調で言われても嫌」
「そっかそっか。ごめんよ」
「うん。あたしもごめん」
「また気が向いたら聞かせて?」
「分かった。ありがと。じゃあ目玉焼き作ってくるね」
「ほーい」
~完~
自分に今さっき閃いた妄想を書こうとして、小説形態で書こうと思ったのだが、
登場人物に会話させるやり方にしようと思った。
そしたらこいつら全然関係ない話しはじめちゃって、最初に思ったこと書けずに終わってしまいました。
彼氏さんが彼女の気づきにシラケて返事したのが良くなかったなぁ。まぁ仕方ない。彼氏さんも疲れてたんだろ、寝起きだろうし。
でもなんとなく、この話いいな、と思ったので、ここに書き残しておきます。末永く幸せになってくださいね。