ヤマカワラボラトリ

ことばとおんがくがすきなめんへらさん、ヤマカワの研究所。

00218_劣等の僕を愛せるか

周りの人たちが自分よりカッコいい。

周りの人たちが自分より幸せそうだ。

周りの人たちが自分より頑張っている。

周りの人たちが……

 

それは往々にして、具体的な友人・知人たちの美しいエピソードを元に思い起こされます。

そしてそれらは往々にして、「なのに自分はこんなにダメで……」「だから自分もがんばらないと……」という考えにつながります。

 

自分を過剰に責めるのは、よくないと思うのです。

責められてできるようになることって、あまりありません。

苦手なことを無理やり頑張ったって、あまり効果はないもののように思えます。

 

それよりも。

「できない」「少ない」「劣る」自分を受け入れられるか。

できなくて、少なくて、劣っていて、なお自分を愛していられるか。

他人は他人、自分は自分と割り切ることができるか。

 

自己受容とも言えるかもしれません。

それは必ずしも改善をあきらめるという訳ではなくて。

前に進んでいくために自分をちゃんと見つめる機会だと思うのです。