00235_生まれ消える決意
もう何度も何度も、「これをやろう」と決意をしている。
それはほとんどすべて叶わず裏切ってきた。
どうしたら良いのだろう。
「自分には無理だから誓わないようにする」が正解なのか。
「少しずつ焦らず時間をかけて取り組もう」が正解なのか。
おそらく両方だ。
今までと同じやり方をしたら、今までと同じように失敗するだけだ。
本当にやりたいなら、やり方を変えるべきだし。
本当にやりたいわけじゃないのなら、もういっそのこと見切りをつけてもいい。
だいたい、意志の力なんて大きく見積もるべきじゃない。
逆境に勝ち続けるほどの意思なんて、持っていない。
それであれば、環境を変えること。
誰かに助けを求めること。
今までと違うやり方を考えてみること。
「小説を書こう」
「資格を取ろう」
「作曲しよう」
「エッセイを書こう」
今日もまた妄想が生まれては消えていく。
妄想を決意するだけでなぜかしあわせな気持ちになり、その感情はやがて上がった以上の幅で下落して「またできなかった」と自分を責めてくる。
そろそろ自分を見返してやりたい。「ちゃんとできるんだよ」と言ってあげたい。示してあげたい。このまま悲しむだけではいられない。
この決意だけは消させない。