00278_誠
誠実、とか真面目とか、そう言われることの多い人生でございます。
自覚もある。
ただ、必ずしもすべて同意できるわけではなくて。
どういうことかというと、ある面ではとても誠実だけど、ある面ではとても適当、みたいなでこぼこの大きい人生、という方がより実態に近い気がしています。
誠実でありたいとは思う一方、
誠実であることだけがすべてでもないんだろうな、とも思い始めた今日このごろ。
誠実であろうとして、不器用になってしまい、かえって不誠実なことをしてしまったこともある。
すべての人に誠実であろうとするのは、破綻してしまう。
真面目になるべきポイントが、ちょっとずれてるな。
そんな思いがあります。人生損してる感が拭いきれない。
言うべきことを我慢して言わない、という「真面目さ」は果たして徳なのか。
結局、弱さの正当化のために「誠実」「真面目」なんて言葉を使ってるだけじゃないのか。
頭の中の抽象的な倫理的な「在り方」の声との戦い、具体的な日常。
何気ない日常でこそ、自分が試されているなと感じます。