00312_小説
凄く久しぶりに小説を読みました。
文庫本を買うなんて、本当に久しぶりだ。
好きな作家さんの、新しい本が出ていたので、駅で購入して電車の中で読んでました。
小説家になりたいな、なんて考えたのもその作家さんの本を読んだからで。
でも、結局、ワナビはワナビのまま十五年とか経ってしまいました。
小説家になりたいのに、全然小説読んでないんですよね。夢見るだけならタダとか思って、結局時間を浪費したに過ぎない。他のものに向けるべきだったエネルギーを無駄に消耗して終わってしまっている。
そんなことを思いながら小説を読んでいたのですが、作品中に「定年したら小説を書きたい」と言っている老年男性が出てきました。
まぁ、そういうこともあるかもな。なんて思いました。
仕事の出来が悪く、いつもおどおどしているそのキャラクターが、まるで自分のように思えてしまいました。嫌いなような、でも嫌いになり切れないような、そういうキャラクターでした。最初の方は嫌われ役だったんだけど、後半がんばって味のあるキャラクターになってました。
読後感はなかなか良くて、久しぶりに読書ができた達成感もありました。
やっぱり本読みたいな。やっぱり、自分でも書いてみたい。
実際に動いてみようよ。やってみようよ。フレフレ私。