00367_決して悪くない生活
現状は決して悪くない。
適度に仕事をして、適度に友人たちと遊んで、適度に自由に暮らす。
今の自分の生き方は、かつて自分が望んだ通りでもあるのかもしれない。
これから「あの頃はよかったのに……」と振り返り続けることになる日々なのかもしれない。
恵まれていると思う。
それでも、どうしてか辛い思いが拭えない。
ないものねだりだと自分でも思う。
それでも。
感謝すべき「決して悪くない生活」を「中途半端に良いのが足枷になっていて、そこから抜け出せない」と、不満の原因にしてしまったりしている。
もう「自分は何をしたいのか」とか、そういうくだらない悩みは終わりにしたい。