ヤマカワラボラトリ

ことばとおんがくがすきなめんへらさん、ヤマカワの研究所。

00377_具体的な努力

抽象的な思考、目標は、得てして心地よく掲げられるものかと思います。

今日もTwitterで「1000万円稼ぎたいです、何でもやります」みたいなツイートを拝見しました。

その直後に「TOEIC990点と機械学習のPhD取れ」というのが続いて、前述の学生が押し黙る、という様子でございました。

 

あるある、あるよねそういうの。と、共感を覚えつつも、軽く見下してしまったり。

それはつまり、自分を見下しているということでもあるんだけれど。

 

威勢よく目標だとか「できる!」だとか宣っておいて、いざ具体的な目標が出てくると何もしない、できない、足がすくむ。

そういう経験、心当たりしかない。いや心当たりどころか毎日それだと思う。

 

おそらく多くの人よりも思考が先走りやすい性格なのが私なので、テンションが上がるとすぐに「何でもできる!」みたいな全能感に包まれるし、落ち込めば「オレはだめだ……」とネガティブになります。前者の際には具体的な行動はほとんど起こさず「明日から頑張ろう」状態、後者の際には取り組んでいることやできていることも視界に入らず無気力状態。

 

いつも思っているけど、もう少しバランスを取りたいところですね。

これから将来を目指すといったって、別にそんな大金を稼ぐとか名声を得るとかまでしなくていいわけで。自分にできることを少しずつやっていって前に進めばいいんです。

 

抽象ではなく、具体の話を。

仕事の勉強をやっていくのだ。積んでる本を読んで日ごろの仕事に活かすのだ。

そういうことでしか変わっていかないからな。千里の道も一歩より。