ヤマカワラボラトリ

ことばとおんがくがすきなめんへらさん、ヤマカワの研究所。

00040_理想を抱いて溺死しろ

理想を抱いて溺死しろ、という言葉がある。
Fate/stay night』というアダルトゲームで登場人物が放つ台詞だ。

理想を追い求めるがゆえに命を失う、ということもあるかもしれないなぁと思う。
高い理想を掲げることは悪いことではない。
けれど、度の過ぎた完璧主義はほんの少しの傷で自分を落伍者にしてしまう。

一方で現実のみに目を向け短絡的に生きていくのにも抵抗がある。
自分の性質を振り返っても、「将来に希望がありそう」と思うことに興味を持つし、将来性のありそうなもの(実際に将来性があるかどうかではなく、自分が将来性を感じるかどうかが問題)について取り組むのは楽しい。

理想と現実が同一直線の両端に位置しているとすれば。
中心に自分を置いておくのが良いのだろうか。
何事もバランス、という何ともつまらない結論なのだが。
誰も否定しないことと言うのは言う意味も無いことだと思う。
時には人間極端に振れることも必要かもね。
と、バランスを意図的に欠いた事を言おうと思ったのだが。
「時には」と付けて逃げ場を用意している。
結局否定されるのが怖いままの自分なのかな。
それならそれ、なんとかうまいことやってく術を見つけなきゃな。