00216_叱ってほしい
叱ってほしい。
ダメな自分を叱ってほしいと思う。
思い切り感情をぶつけてくれる人、正しい方向に導いてくれる人、そんな人はどんどんいなくなっていく。
「教えてくれる人はどんどんいなくなるから、若いうちにたくさん学んでおきなさい」
という警句を他人事のようにやりすごし、年齢を重ねて焦り始めてる。きっともう遅いよ。
自分には何もできず、何かをしたいという気持ちすら希薄で、将来に対してとても悲観的になるのだ。
きっと自分が悪いんだ。
こちらが人を恐れているから、相手からも距離を置かれてしまうんだ。
知らないうちに人を傷つけている気がする、失礼なことをしている気がするのも嫌なんだ。
仲良くなりたい人に、嫌われてしまうのを恐れて話しかけられずにいれば、「話しかけないとどんどん嫌われていく」という思いが強くなる。
どちらにしても救われない思考は、一瞬どちらにしても救われる思考にもなる。
別に無理をする必要はないよ。嫌われればその人に取られる時間が自分に使える、とかさ。
こんなの、人間じゃないよ。
あぁ、あぁ、あぁ。
人間になりたいと叫ぶ人間。
あぁ、あぁ、あぁ。
埋めようとすればするほど乾くし、寂しいのに人間が嫌いなんだ、矛盾もいいとこ。
自分という人間を言葉でそぎ落として醜い部分ばかりを取り沙汰してる。
「自分自分言って、全然人のこと考えてないじゃないか」
と、昔友達が言っていたことを思い出す。
「だからせめて人を愛して、一生かけて愛してよ」
なんて、amazarashiが歌ってる。
心理的暗闇に居続けるのは苦しい。
今更光など浴びたら焼かれてしまいそうだ。
独りで思いつける解決策など、すべて検討済みで却下されている。
現在は最善策として取られていて、それですらこんなにも辛いんだ。
動けばより辛いとリフレインする。
こんな私を叱ってほしいんです。