長年思い描いていた夢を叶えたミュージシャンのブログを読んで、心が動かされる。
夢を持つのは良いことだ。辛いけど乗り越えていくよう頑張るのは良いことだ。
私もそんな風に思えるようになりたい。
皮肉抜きにして。いや、もしかしたら嫌味としての皮肉も混ざっているのかもしれないけど。
正しいことを言われると、反射的に反対のことを思い浮かべてしまう自分がいます。
たとえば。
夢を持つのはいいことだ、
と言われれば、
夢を持たなくても幸せになれればいいのに。
とかね。
もっと悪質なところまで考えが進むときには
夢に惑わされて不幸になっていった人だってたくさんいるじゃないか。
とか。
またそんなこと思って! と頭の中で自分を叱る。自分に叱られる。
その程度の考えだからあんたの夢は叶わないんだよ。とか言われる。いやお前のことだぞ、何他人事みたいに言ってんだよ、あぁ、俺のことか。
夢を叶えたミュージシャンを祝福したい気持ちがある一方で、
こういう、水を刺すようなことを言いたくなる、言うことを結果的に抑えられなかった自分もいるわけだ。
要するに嫉妬だ。
「努力もしないで輝かしい人たち並みの結果が欲しい」というような妄言の現れでもある。
あぁ、こういう感情、深めてしまいたくないな。
自分にも、自作の音楽を聴いてくれた人がいて。自分が嫉妬をくすぶらせてまき散らしているような姿は、できるだけ見せたくない。失礼に当たると思う。
何をやるにせよ、しっかりやらないとな。
正しいことを正しく見極めて、実行していけるようになりたい。
そんな強さがほしいなと思う。