ヤマカワラボラトリ

ことばとおんがくがすきなめんへらさん、ヤマカワの研究所。

00516_何気ない一日

何気ない一日の中で人生が変わることもある。

あるいは、大きく変わってきたことに気づく、なんてこともある。

 

自分はずっと変わらないつもりだったり、あるいは変わりたくないと思っていても、置かれている境遇の方が変わったり、変わらないと思っていた環境が変わったり、変化からは逃れえない。

諸行無常とはよく言ったものだと思う。

 

新型コロナウイルスの影響を受けて、色んな人の生活が変わっている最中だと思う。

自分も影響を受けている。

その影響もあってか、無くてもなっていたかもしれないけど、自分の人生を通しての課題と言うか、長いこと未解決だったことに着手をしている感じがある。

大げさに言えば、人生が新しいステージに来ている、みたいな。さすがに大げさか。

今まで逃げてきたことからついに逃げられなくなって、しゃあねぇ何とかやってみるか、となっている。

殻を破る機会なのかもしれない。やるなら今しかない。

変えられるのはいつも今だけだからな。

 

自分の変化の影響か、自分がこれまで大切にしてきたものから心が離れていく思いを少し感じている。

環境の方が変わっていくのだ。合わせて自分も変わっていくだろう。

いや、変わっていかねばならん。

諸行無常にしみじみすることがあっても、まだ悟りを開くには早いと思うし。

 

結論の言葉尻だけ捉えたとしても、それは本質的な学びにはならない。

色んな言い換えがあるとは思うけど、そのコアな部分を少しずつ実感し始めている。

 

それって、分かるにはどうしても時間が掛かるってことじゃないか。

そうなんだよ、分かるには時間が掛かるんだ。

分かっているつもりでもな、置かれている境遇や積んできた経験で実感まで至らないということはたくさんあるんだ。

 

何気ない一日にこそ、人生の転機があるし。

何気なく見える一日も、人生を賭けて生きているのだということを忘れずにいたいものです。