00530_その優しさに価値はあるか
優しくありたいと思う。他人に比べれば今も割と優しいとも思う。
しかし、優しいのではなく「甘い」だけではないだろうか、とも思う。
必要な規律まで失していないだろうか。
「受け容れる」という大義を、反論しない言い訳として使っていないだろうか。
考えを深めていけば、ネガティブな側面の方が多いようにも思える。
本当の優しさじゃないんじゃないか、そんな考えも頭を過る。
また、仕事でのコミュニケーションと普段のコミュニケーションを一緒くたにして考えているのも良くないかもしれない。
仕事で求められることと、プライベートで求められることは、けっこう異なる。
「切り替えようとしても難しい」と判断して、いつも同じようなコミュニケーションを取ることにしているけれど、それも違うのかもしれない。
福祉の仕事、特にソーシャルワーカーは、コミュニケーションに意図的でなければならないと思う。
自分の都合で、それをおざなりにしていては、責任を果たしていないことになると思う。
もちろん、受容の重要性を軽んじるわけではない。
しかし、自分のコミュニケーションのあり方がこれで正しいとも思えない。
自分がすべきと思うコミュニケーションを取らないこと、その言い訳に受容を都合よく使ってはいけない。
ある程度自分が直感で感じた「こちらの方がいい」に従ってもいいんじゃないかなぁ。
うーん、でも「その根拠は」っていう問いにも答えられなきゃいけないしな。
そんなことを考えている間に、リアルタイムはどんどん進んでいく。
最善に向けて試行錯誤するしかないな。