相反する考え、矛盾する感情、散り散りの世界観。
そういったものの集合体としての自分。
色んな人や作品や考え方に触れて、つぎはぎで組み上げた自分こそオリジナルなのだなと感じます。
抽象的な話でしかないけれど。具体にはなかなか落とし込めていないけれど。
友人の言葉を借りれば「キメラレゴ」。
無差別にかきあつめたパーツを無作為に組み合わせた、良く分からない何か。
そんな感じかもしれない。自分、そんな感じかもしれない。
昔、「オリジナルとは何か」みたいなことについて考えていた時が合って、その時にでた一つの答がありました。
完全なオリジナルは存在しない。
だいたい、先にある何かを学んで人格も作品も構築されるし、過去のものと意図せずに重なることもありうる。
しかし、人格も作品も有機的なもので、色々な要素を組み合わせた存在である。
そして各々の要素のバランスという視点まで持てば、完全に一致するものはなかなかない。
配合のバランスと言うのが、その人やその作品のオリジナリティなのではないか。
みたいな考え。
今読んでいる本になぞらえれば、色んな人が集まる交易地、色んな人が集まって物品を交換している交易地。自分と言う場はそういうイメージなのではないかと思う。
その本によれば、交易がさかんになるほど都市・人類は「繁栄」するという。
自分ももっと多様なものを追い掛けて、多様な人に触れていって、自分と言う交易地を豊かにして行きたいと思うのでした。今更。