ヤマカワラボラトリ

ことばとおんがくがすきなめんへらさん、ヤマカワの研究所。

00548_金くらいしか欲しいものがない人間にとって、金の価値は低くなり、結果金はたまらない

お金欲しい、なんて最近思うことが多くなりました。口にすることも増えた気がする。まぁはしたない。

いや別にお金欲しいのは悪いことやないやろ、はしたないとか思う方が現実を見られていないんや、そうだそうだ!

今日も脳内はうるさいですねぇ。


お金手に入っても特に何かしたいわけでもないんだろうと思う。

強いて言えば、「大金が入っている通帳の残高を見たい」くらいの欲求はあるけれど、その他の用途があまり思い浮かばない。思いつくものは、頑張れば今の貯金でも買えるものばかりである。


お金って何かと交換して初めて価値を発揮するものだと思うけれど、特に何かと交換したい気持ちはあまりない。

そのくせ、お金を使うことに関しては結構な罪悪感、疲労感が伴う。

本当つらい。ずっと欲しかったものを買う時、いつか絶対買おうと思っていたものがついに手に入るその瞬間、嬉しさよりは心労の方が大きい。「またお金を使ってしまった」みたいな気持ちがつらい。


何かをしたいからお金が欲しい、と言う人よりも、私みたいな「特に使う予定はないけどなんとなく金が欲しい」と言う人は、相対的に金の必要性が低いんだと思う。


あぁ、結局あれだ、意志の弱さが問題なのだ。結局は。悔しいなぁ。結局持ち得た心以上の生き方などできんのだ。まぁそりゃそうだよな。


そんなに悲観するほど現状が悪いわけじゃなくない? 努力の結果手に入れた幸せな状況じゃない? そうなんだよ。世間はこんな状況だけど、自分自身に限って言えばそれほど悪いわけじゃない。夢を見すぎて目の前の幸せを享受できない、そう言う話もよく聞くことだ。まずは現実から、目の前から。