ヤマカワラボラトリ

ことばとおんがくがすきなめんへらさん、ヤマカワの研究所。

00561_人の力を借りる

 自分一人で何でもしなければならない意識が強かったのですが、人の力を借りることを少しずつ身に着けてきたように思います。

 できる人に頼めればその方が早い。自分より軽い負荷で、自分より素早く正確に仕上げてくいただける。であればお願いした方が効率的。そういう話。

経済学でもあったよね。得意に応じて分担した方が成果が上がる話。分業の話かな。調べたらリカードの比較優位と出てきた。懐かしい。

 

 自分はある程度なんでも自分でできるようにバランスよく色んな事に取り組みたいと思っていた。でもきっと、そろそろ専門分化せねばならんのだという気もしている。

 

 自分でやればコミュニケーションの労力をかけずに済む、というのが大きかったんだと思う。コミュニケーションの労力、と言うのは特に前職で苦労した部分でもある。ほんの少し、簡単な質問ができずに悶々と何時間も過ごす苦痛は、もう味わいたくないものだ。

だからある程度は「自分でやった方が楽、速い」という思いでずっときている。

しかしそれではいかん、というフェーズに来ていると思っている。

 

 人とつながったり、人に動いてもらったり、そういうことで、一人では成しえない所まで進んでいく。そういうの、気がつけば今までだってずっとそうだった。自分ももちろん頑張るんだけど、人の力を借りることは悪いことじゃない。そのためのエネルギーとか労力を自分が支払えるか、プレッシャーに耐えうるか。そういう部分がいるんだと思うし、それは「覚悟」という奴なのか、と思う。