叶わない志、と題してみた。
叶えようとしなかった志、の方がよかったかもしれない。
いや、自分の意志で叶えられるものばかりじゃないし、そんな風に思わなくてもいいのかもしれない。
精神疾患で通院する当事者として。
一方で、曲がりなりにも精神保健福祉士、公認心理師資格を有する専門職として。
両者の当事者性についてなにかできることはないかと考えていた。
当事者が専門職になることの難しさとか。
専門職のメンタルヘルスの保ち方とか。
自閉的な特徴の強い人間が対人援助を実践するためにはどうしたらいいかとか。
いろいろ出来そうなことは思いついていた。
結局どれも具体的なアクションになることはなくて。
日々仕事をしたり、つれづれなブログを書くことが精いっぱいだった。
それが悪いとは思わないけどね。
正直なところ、ヤマカワはもう役目を終えたという思いも最近あった。
寄稿した記事も読めなくなって久しい。
最近はツイートさえもろくにできていない(心がまだ「ポスト」に馴染めていない)。
ブログも書けていない。
何かを書こうとしても「こんなことを書いてはいけない」という規範意識がブレーキをかけてきた。
だから、こんなことをしてみたいという妄想をひろげるだけ。
これは統合失調症の症状だ、とよく思ってきた。
おもしろそうだという衝動で動いて痛い目を見ることも多くあった。
一方で、妄想をやめられないのは、きっとそれが楽しみで生きがいなんだろうと思う。
そういうのを持たずに生きる、というのはきっと苦しいことだろうと思う。
今日、メンタルヘルスを通じて出会った人の活動を続けざまに目にして。
なんかこう、また自分もやってみたいなと思ったりした。
思ったりしただけだよ。今回もきっと何かにつながるわけじゃないと思う。
わたしも、生きづらさを抱える人の役に立ちたいという思いを持って働いていたんだよなぁ、なんて、今更思い出したりね。
それだけでもいいのかもしれない。
またちょっと、メンタルヘルスをやってみてもいいのかもしれない。
叶わない志でも。