ヤマカワラボラトリ

ことばとおんがくがすきなめんへらさん、ヤマカワの研究所。

00242_挫折してからが勝負

挫折してからが勝負です。

 

毎日挫折してるんですよ。

とりあえず「自炊を続ける生活」がなかなか1週間を越えられません。

「毎日DTMをやる」は掲げたその日からやりませんでした。

「節約しよう」と考えているその足でいつものカレー屋さんに向かいます。

 

で、なんですよ。

これだけ目標を掲げる&失敗するを繰り返すとですね

 

「あぁもうどうせ次もできねぇんだろうな」

 

的な感じになってしまうんですよね。

もはや目標を掲げることすら馬鹿らしくなってしまう。

 

しかし、挫折も極めてくると

 

「この目標を立てるが、おそらく三日で挫折するだろう。しかしその翌日は再度続ける」

 

と、少し先まで見据えたことを考えるようになります。

もう「思い通りにいかない」ことを織り込み済みで考える、的な。

 

がんばらなきゃという思いでがんばらされているけれど、

たとえうまくいかなかったとしても、それで過剰に自分を責める癖をやめたい。

「もういいや」じゃなくて「またがんばろう」と思えるように。

挫折は当たり前、挫折してからが勝負。

 

ということで、今日もやるべきことをしよう。

00241_視野

視野。

近眼的な自分への戒めとして書きます。


自分が刹那的だと感じます。

目先の良し悪しに大きく影響されすぎる。

もう少し長いスパンで物事を考えるようにしたい。

それができるように自分を安定させたい。


たとえば、1週間という単位で自分を考えていく。


月曜日、朝はしんどいが、夜は割と元気。

火曜日、朝は割と元気。夜は仕事の出来具合による。

水曜日までは、元気はなかなか続かない。

金曜日の勤務が終われば、一応の区切りはつく。


土日、時間はあっても何かをやるというエネルギーはなかなか得られない。

体力、どうやったら着くのか分からないね……。


将来の夢、ぶれる。

本当に大幅にぶれる。

「もうこれを夢見るのはやめよう」と思って、数分後には「やっぱりこれをやるしかない」と頭が振れてしまう。

これが本当によくない。

あれもこれもと追いかけないで、どれか一つに絞らなきゃいけないと思う。

とりあえず今やることを絞る。ほかのことは後に回す。


読書と耳コピを並行しながら、ひとつに絞らなきゃと思いながらブログ記事も書いている。

00240_自分を大切にすること

自分を大切にすることについて。


本を読んでいて、人を愛するためには、まず自分を愛することが必要、というような文言を見かけました。


なるほどそうかもな。


自分を愛する、大切にするとはどう言うことか。


わかりやすく、自分の肉体面を大切にするのがいいかと思っています。


衝動的に暴飲暴食しない。

しっかり風呂に入る。

適度な睡眠をとる。

適度な運動をする。

歯を磨く。

着るものにお金をかける。

友達とコミュニケーションする。


そうすると、自然といろいろなところに制約が出てきます。

夜更かしはできないし、浪費できる時間もお金も減っていきます。

それだけ、自分を大切にするというのは難しく大変なことなのだと思います。

そうするだけの価値があること、とも言えると思います。

00239_思ったことを言う

思ったことを言うことが大事。


だと思いました。


最近(といってももう半年とか一年とか経ってる気がする)の抑うつ気分の原因は「思ったことが言えていない」もっと言えば「コミュニケーションが足りない」ことに原因があると思っています。


楽しいコミュニケーション、最近久しくしていなくて。

人と関わるのが煩わしくなってしまうばかりです。


もっと人との関わりが楽しくなるようにしたい。

楽しいことを楽しく話そう。

楽しくないことも、できるだけ話そう。

自分を押さえつけるのは、もう十分です。

嫌われるならしょうがない。その分自由を手にできる。

ポジティブにいこう。ポジティブにいこう。

00238_衝動

衝動的に何かやりたくなって、ほとんどは実現しない。

実現しないことばかりで嫌になってしまっている。


もっと動かなきゃ、もっと動かなきゃ。


急かす自分についてこれない自分。


作れよ。

作れねぇよ。

書けよ。

書けねぇよ。

動けよ。

動けねぇよ。

学べよ。

学べねぇよ。


うるさい頭の中は加速するだけ、体は動かないまま。

良い加減にしろよ。いつまで繰り返しているんだよ。

またそうやって1日を無駄にする気か。

そうやって死んでいっていいのか。


所詮それもただの躁状態

ただの妄想。よくある妄想。

はやく妄想からの逃げ方を知らないと。

できることすらできなくなるよ。


思い通りにしたいのに。

思い通りにならない板挟み。

妄想は所詮穴だらけ。

全然埋まらないから何にもならない。

現実にするために必要な穴埋めは、

地味な仕事すぎて続けられない。


原因が分かっていても直せないなんてさ。

だめだよだめ。直す気ないんだろうどうせ。

悪態つくのに飽きて来たら、きちんと前向いて歩き出せよ。

00237_だるさから

月曜日朝から、体に力が入りにくいです。

週末は結構ゆっくりすごしたと思うんだけどなぁ。


仕事に行けないほどではないけど、もうちょっとスッキリ1日を始めたいな。


だるさから、色々振り返らなきゃ、と思ってこんなタイトルにしたんですが。

いや別にたいして振り返ることもないやろ、と思い始めました。


こういうときは、とりあえずやりすごすに限ります。

毎日やり過ごすだけになっている気がするけれど、気にしない。

00236_第九話『山川町のひとたち』

筆者が夜、散歩をしていると、闇の中に一人の少年を見つけた。

少年は物陰に隠れるように座っていた。

夏も近づく今の季節に、異様なほど体を震えさせ、それでも目は鋭く一点を見つめていた。明らかに、異常なのだ。


「どうかしたの?」

筆者は声をかけざるを得なかった。少年は筆者の声に驚くと、こちらにその血走った目を向けた。

「何ですかいきなり、びっくりするじゃないですか」

叫びたい様子だったが、周りに気づかれたくないのか、ささやき声で少年は言った。

「こんなところで一人でいるなんて、どうしたんだろうと思って」

何気なく筆者は聞く。何の理由もないとは思えない。


「……そろそろ、近くの塾の授業が終わるんです」

少年の口から、こぼれるように言葉が出てきた。

「あいつがこの道を通るんです。僕をいじめるあいつが」

声が、少しずつ震えてくる。自分が何を言おうとしているのか、何をしようとしているのか。そのことに怯えている様子だった。

「……あいつが通ったら、後ろから刺し殺してやろうと思ったんです」

少年は、体をぶるぶると震わせながらそんなことを言った。


ひどいやつなんです。僕のことを笑って、馬鹿にして、怒鳴りつけて、蹴りを入れてきて。人のことをこんなに傷つけながら、あいつは仲間たちと好き放題楽しく青春を謳歌してるんです。辛いんですよ。僕なんてあいつのせいで笑われ者だ、嫌われ者だ。ほかの高校生がみんな体験しているような楽しい出来事が、僕には何一つ経験できないんだ。悔しすぎて、悔しすぎてーー


涙が出ます、と言った少年の顔は、すでにぐしゃぐしゃになっていた。


だからね、僕はあいつを殺さなきゃいけないんです。あいつはこれからも、僕みたいに周りの弱い人を生贄にして生きていくんです。何人もの人々があいつのせいで人生を棒に振ってしまうんです。ここで僕が殺しておくべき価値のある人間なんです、あいつは。だから、僕は今夜ここに来たんです。


そう言って、少年はナイフを取り出した。


筆者はどうしたら良いのか考えてしまった。

筆者は少年が優しい男の子であることを知っていた。また、優しさの裏返しとして喧嘩が苦手であり、よくいじめられる男の子であることも知っていた。

こんなに思い詰める前に、相談してくれればと、強く思った。


「止めないでくださいね、ヤマカワさん」

少年は強い口調で言い、ナイフを筆者の方に向けた。

「止めるなら、あなたのことも」

決意は揺るがないらしい。


「あっ、ヤマカワさん、こんばんは〜」

背後から底抜けに明るい声がした。

同時に、少年は飛び跳ねるかのように体を震わせ、また物陰に隠れた。


坊主頭でガタイの良い男の子が、自転車に乗って現れた。

「お、お疲れさん。塾の帰りかい?」

筆者が尋ねる。男の子は笑いながら言う。

「そーなんですよ! 今日は数学だったからもうホント疲れちゃって!」

まだまだ元気が余っているような大きい声で言う。少年も聞いているはずだ。


「んじゃ、もう眠いんで帰りますね〜」

そう言うと、坊主頭は颯爽と自転車を走らせて行った。

彼らしいといえば、彼らしい。


そしてまた、物陰からゆっくりでてきた少年も、とても彼らしかった。

「行っちゃったねぇ」

筆者が言うと、少年は肩を落とす。

「また殺せませんでした。これで三日目です」

きみ、そんなに殺る気ないだろ、と突っ込んだら、少年は少しムキになって

「いえ、そんなことはないんですよ、あいつは絶対に殺します」

と言った。

「まぁまぁ、そうムキになるなよ。どうせ卒業したら関わる機会も無くなるさ」

筆者は楽観的に答える。少年はふくれっ面になるが、

「しょうがない、今日はもう帰ります」

とだけ言うと、坊主頭くんが消えて行った方向とは逆側に歩き出した。

「なぁ、若者よ」

筆者は偉そうに少年に語りかけた。

「今はつらいこともあるだろう。しかしその辛さも徐々に落ち着いてくる。落ち着いて明るい未来を待つことだ。君の命も、彼の命も、羽ばたくのはまだまだ先だ。だいじにしたまえよ」

少年は一瞬足を止めたが、筆者が言い終わると振り返らずまた歩きだした。

頑張れ若者。辛くとも、日々は続いていく。

そんなことを思いながら、おれだってまだまだ若いぞと気持ちを引き締め、筆者は家路を急いだ。