ヤマカワラボラトリ

ことばとおんがくがすきなめんへらさん、ヤマカワの研究所。

00250_ぐらぐら

精神的なぐらぐらが続いています。

原因は結構はっきりしていて、でもできることは限られていて、どうしても「時間が経って落ち着くのを待つしかない」が結論になってきます。


こんな時をどうやりすごすか。

色んな人に聞いてみたいものです。


焦らない。焦らない。

自分に言い聞かせます。


完璧にしようとしすぎない。

最初からうまくやろうとしない。

がんばっている自分を認めてあげる。


意識的にやっていきます。

00249_苦手なこと

苦手なことがあります。

周りから見たらどうなのか分からないけど、自分では苦手だと感じている。


継続的に何かをすること。

コミュニケーション。

行動を起こすこと。

喧嘩すること。

部屋掃除。

身だしなみの手入れ。

新しいことに挑戦すること。

やりたくないことを我慢してやること。


もっとたくさん苦手なことがあります。


仕方ないと開き直るだけでなく、

改善しようと無理しすぎるでもなく、

バランスをとっていきましょう。

00248_効率

効率的に物事を処理していきたい気持ちがあります。


読書、仕事、趣味、そのほか諸々。

どんなジャンルのことについても、結構これが当てはまります。効率厨、とでも呼ぶべきなのか。


そんな感じで「もっと効率的に処理する方法はないか?」とよく考えるようになるわけですが、これがあんまりよくないんです。


「もっと効率よくしたい、方法を探そう」


とか考えたり、方法を探している間に、結局時間を無駄にしちゃうんです。

良さそうなやり方って、見つからないし、見つけても身につくまで時間がかかるし、途中で飽きちゃうことだってあるんです。


遠回りに見えて、めんどくさそうなことをそのままやるのが一番効率的だったりします。具体的に動くことをやめちゃいけないなと思います。


これは何も、より効率的な方法を探すことを否定しているわけではありません。

効率的な方法について考えすぎて動けなくなることを懸念しているんです。

あくまでも、行動していくことにこだわりたい。

00247_人生の嘘

アドラー本に「人生の嘘」という言葉が出てきました。

立ち向かうべきタスクから逃げている状態。

読んでいて、自分も逃げているなと感じます。

人生の嘘、という言葉が刺さる。


「こうしたい」と言うことを言えず。

自分に自信が持てないし、責任も持てない。

すべきと思うことすらできない自分の弱さが嫌いで仕方がない。

変えなきゃと思う。でも、勇気がないんだ。

勇気が出るように本を読んでも、なかなか難しい。


思えば僕はずっと逃げていた。なんてamazarashiも歌ってたしね。


肯定されたい。

肯定されるような生き方をしたい。

そのためには立ち向かわなきゃ。


「怖いこと無理やりやるのがいいことなの? 馬鹿馬鹿しい」

なんて言い訳する声が聞こえる。

「もっと賢いやり方をすることが「立ち向かう」ってことなのに」

みたいな、都合のいい言い訳が聞こえる。


自分は何をすべきなのか。

何をすべきでないのか。

そう考えたことをしなきゃな。

00246_手放していく人生

手放していく人生。

 

たくさんの夢。

 

たくさんの希望。

 

たくさんの理想。

 

哀しいけれど、いつまでも持ってはいられないもんな。

他にほしいものがあるんだ。あきらめなさい。はーい。




どのみちぼくらはみんな年をとり、体力がなくなり、少しずつ無くしていくように運命づけられている。 すべてのものを保守し続けることはできない。 ロケットのように、大事なものだけを残し、他のものは削ぎ落としていく。 そういうリデザインをしていくことで、新たな意味や美しさが生まれていく。

 

https://twitter.com/usksuzuki/status/1021694508210126848



上記のツイートを読んで、そんなことを思いました。

幼いころは、色んなものがあったと思う。

一番大きいのは「夢」だったと思う。

つらい時も「これを乗り越えれば良いことがある」と思い続けられたから、我慢できた。

今、これだけおっさんになって、今更夢とか語れない感じになってしまった。

いや、これからも夢は語ると思うんだけど、えらく小さく、遠慮した感じの夢になってしまった気がする。

 でもそれでいいんだ。大事なものだけ残すというのはきっとそういうことだ。

 手にもてる量なんて限りがある。amazarashiもそんなこと歌ってたじゃん。

 

 ウチは狭いの。こんなにたくさんの夢は入れておけないわ。どれかにしなさい。

 

 そんな風に言われたら、私はなんの夢を手元に残すんだろう。

 自分は何のために生きるのか。また問う夜になるなぁ。

00245_第十話『山川町のひとたち』

待ち合わせ時間より五分ほど早く駅に行ったら、先輩はすでに待ちくたびれている様子だった。

「お待たせしてすみません」と筆者が言うと、

「いやいや、俺も今来たところだから、気にするな」と笑顔で返してくれた。

優しい先輩だ。その優しさのせいで疲れてしまったりしたんだろうな、と何となく思う。


筆者と先輩は駅前のチェーン店の居酒屋に入った。

とりあえず二人前のビールと、串焼きの盛り合わせを頼む。


「お前は相変わらずだな」

先輩が言った。

「そうですね。先輩は少し痩せましたか?」

筆者がそう言うと、先輩はまた笑顔になる。どちらかと言えば、戯けたような表情だ。

「そうだな、ちょっと最近色々あってな。気づいたら5キロ痩せてた」

「大丈夫ですか? しっかり食べれてないんじゃないですか」

「まぁ、な。人生、食べ物がのどを通らなくなる時だって、あるさ」


謎の悟りだ。そんなところへビールとお通しが運ばれて来た。

「今日くらいいっぱい飲み食いしましょ」

筆者が言う。何とか先輩に元気になってもらいたかった。

「そういえば先輩ホッケ好きでしたよね。頼みましょうよ」

「あぁ、そうだな」

「あと、だし巻き玉子もいいっすか? 俺が食べたいんで」

「あぁ、いいよ」

何となく、先輩の返事は上の空のように思えた。

心ここに在らず、心配事がよほど心配なんだろう。


「そういえば、最近同期の奴から結婚式の招待状が届きましたよ」

「へぇ、そうなんだ」

「これで俺ら学年の男は俺以外みんな結婚したことになりますね」

「そっかぁ、まぁおまえらももう三十過ぎだしなぁ」

「先輩はどうするんですか? 結婚とか」

「あぁ、多分俺には無理だよ」

「そうですかね、先輩ならとってもいいパパになりそうじゃないですか」

「いやいや、俺にそんな責任ある立場なんて、なれねぇよ」

「そうですかね……まぁ、俺も人のこと言えないんで」

「ヤマカワは結婚したいの?」


「んーまぁ……こればっかりは縁ですからねぇ。良い人がいれば」

「お前、そんな悠長なこと言ってる歳でもないだろ」

「そうなんですけどね。多分先輩と同じですよ。家庭持てる自信がないって言うか」

「理想が高すぎるんじゃない?」

「先輩に言われたくないっすね」

冗談まじりで言ったら、先輩がリラックスしたように笑った。


「人と付き合うって、難しいよな」

「女性となればなおさら、そうですよね」

「友達づきあいだって、会社での人間関係だって、似たようなもんさ」

「難しいですか?」

「難しいよ。相手に合わせて自分の考え変えたりとか、言いたいこと言えずに黙っちゃったりとか、行きたくないところに行かされたりとかさ」

「難しいと言うより、辛いって感じですね」

「あぁ、そうかもしれん」

「そんなに気を遣わなくていいんじゃないですか?」

「今更変えるって厳しいよ。『何こいつ、急に愛想悪くなって』とか思われそう」

「ですかね。まぁ俺も自分をなかなか変えられなくて困ってるんですけど」

「結局、臆病なんだよな。何かにつけて」

先輩がそう言ったところで、串焼きの盛り合わせが運ばれて来た。

ホッケとだし巻き玉子も注文した。

「もう、ある程度は認めてくしかないんでしょうね」

「そうだな。自分の嫌なところも含めて自分だしな」

「もっと良いところ見て行きましょうよ。先輩のこと、俺は結構好きですよ」

「ありがとな。相変わらずお前は優しい奴だな」

「その分ストレス溜め込みやすいんですけどね。先輩と同じですよ」

「そうだろな。無理すんなよ」

「お互いに、ですね。さ、ホッケあったかいうちに食いましょ」

「おぉ、うまそうじゃん」


先輩は目を輝かせてホッケに箸を伸ばした。

先輩の悩みは、きっと何一つ解決していないと思う。

それでも今、うまそうにホッケを食べてる先輩はいい顔をしている。

それを見て筆者も安堵した。ねぎ間の串が旨い。

きっと、解決しなくても、方向性が見えなくても、話すと言うことが大事なんだろう。

一人で抱え込んだって、悩みは加速するばかりだ。

感情はいつまでも抑え付けられない。どこかで発散させなきゃ心が壊れる。

そう言うこと、自分も忘れないようにしたいと思う。

00244_言いたいこと

言いたいことがある。と思う。


他人に気を遣って言えないこと。本当は伝えなきゃいけないと思いながら、言い返されるのが怖くて、破綻する惨めさが怖くて、言えないこと。

たくさんあります。

 

言いたいことがない。と思う。

頭の中が真っ白になってしまうこと。何も考えていないと指さされてしまいそうだ、ということ。たくさんのことを言っているあの人みたいになりたい、ということ。

たくさんあります。


どうしてこんなに「言う」ことに囚われているんだろう。

コミュニケーション、コミュニケーション。

コミュニケーションが取りたい。


言われるだけでなく、言うだけでなく、相互作用がしたい。

人間関係がしたい。

しかし今、苦しんでいるのもまた人間関係。

人間関係がしたくない、もまた感じる。


散乱している。散乱。

このブログの文章、本当に散乱してばかりいる。


認められていない、もっと認めてほしい。

そんな言葉では生ぬるいくらいの強くてぼんやりとした感情。

重くてどんよりとした感情。

承認欲求、なのかもしれない。


もっと真剣になりたい。

もっと行動したい。

そんなこと言ってる間に行動すればいいじゃん。

そうなんだけど、そうなんだけどさ。

言い訳してるってことはやりたくないってことだよ、諦めな。

そうだよね、きっとそうなんだ。うん。

ばかやろう、簡単に諦めるなよ。

とにかくまず動け、とにかくまず動け。

いつまでも抽象論ばかりやってないで。