ヤマカワラボラトリ

ことばとおんがくがすきなめんへらさん、ヤマカワの研究所。

00276_目玉焼きの焼ける音

朝に些細な幸せがあるといいな、という話。

 

明日で賞味期限切れの卵が冷凍庫に三個あって、どう処理しようか悩んでおりました。

独身おっさんの私です、料理のレパートリーなどそうそうありません。

 

結局簡単に作れるということで目玉焼きを作ることにしました。

ぶっちゃけると他のものの作り方がわからねぇ。卵焼きさえわからん。

 

で、普段はシリアルだけで済ませがちな私ですが、鍋(フライパンは大きくて洗うのが面倒くさい)に油を敷いて、火をつけます。

 

そこで何となく、

 

「あ、いいな」

 

と感じたんです。何がいいかって、ガスの燃える臭いとか。

 

鍋が温まったところで卵を投下して。

 

「じゅわーっ」

 

って音がするのとか。

 

「あぁ、良い朝だ」

 

と、素直に思えました。

なんか家庭っぽい! とか、

温かみあるね! とか、

ほんの少し幸せがわいてきました。

 

これからは、たまに朝にちょっと料理を作りたいなと思うのでした。

もちろん、慣れてくると幸せも感じづらくなると思うので、新しいネタを用意しつづけていかなければなりません。それでも、朝にちょっとした楽しみがあることは、一日を少し明るくしてくれるんだなぁと思ったのです。