朝に些細な幸せがあるといいな、という話。
明日で賞味期限切れの卵が冷凍庫に三個あって、どう処理しようか悩んでおりました。
独身おっさんの私です、料理のレパートリーなどそうそうありません。
結局簡単に作れるということで目玉焼きを作ることにしました。
ぶっちゃけると他のものの作り方がわからねぇ。卵焼きさえわからん。
で、普段はシリアルだけで済ませがちな私ですが、鍋(フライパンは大きくて洗うのが面倒くさい)に油を敷いて、火をつけます。
そこで何となく、
「あ、いいな」
と感じたんです。何がいいかって、ガスの燃える臭いとか。
鍋が温まったところで卵を投下して。
「じゅわーっ」
って音がするのとか。
「あぁ、良い朝だ」
と、素直に思えました。
なんか家庭っぽい! とか、
温かみあるね! とか、
ほんの少し幸せがわいてきました。
これからは、たまに朝にちょっと料理を作りたいなと思うのでした。
もちろん、慣れてくると幸せも感じづらくなると思うので、新しいネタを用意しつづけていかなければなりません。それでも、朝にちょっとした楽しみがあることは、一日を少し明るくしてくれるんだなぁと思ったのです。