相談しよう、そうしよう。
かごめかごめ。
……あれ、花いちもんめだっけ。忘れてしまった。
小さい子たちが集まって遊ぶあれ、あれにあるフレーズのノリ。
そういう軽い気持ちで相談ができるといいなぁと思う。
相談しないことのリスクを軽視しすぎている。
相談することのリスクを過大評価している。
秘密を伝えてしまうことへの恐怖。
他人を巻き込んでしまう恐怖、あるいは面倒くささ。
「悩んでいる」自分を見せてしまう怖さ。
「こんなことをしてしまった」と打ち明けるのに伴う怖さ。
「えっ……」と相手が自分との間に壁を作ってしまう瞬間の冷たさ。
信頼していない人にはそもそも話そうと思えず、
信頼している人には「話すことで嫌われたくない」と思って話せない。
結果、自分の中に抱え込んでしまう。
そんな風にずっとやってきている。
当然と言えば当然なのだが、基本的に悩んでいる問題は解決せず、苦しい時間が続くだけになる。
自分が音を上げて体調を崩すこともあれば、相手が諦めてなあなあで終わることもある。
誰かのために、とか、
こういう悪影響を懸念して、とか
要するに全部言い訳なんだよな。
もっとうまくやる方法があるなら本当に教えてほしい、本当にそういう解決を測りたい。
多分口頭で教わっても身につかないけれど。
何度か自分でやってみないと身につかないものなんだと思うなぁ。
相談ってどうやればいいのか。感情的になってしまってもいいのか。
結局その辺がインストールされていないんだなぁ。
もっとこの辺がうまくできれば、人生が違っていたかもしれないのに。
後悔する。
この後悔が建設的な感情にならずに、しばらくしたら忘れてしまい同じ失敗を繰り返すことになるであろうことが悔しい。
忘れっぽいんだ。特に悪いことは。忘れっぽいおかげで能天気に生きていられるんだと思う。
覚えておきたいことを、ずっと覚えていたい。
そのために、思い出していきたい。
相談しよう、そうしよう。