ヤマカワラボラトリ

ことばとおんがくがすきなめんへらさん、ヤマカワの研究所。

00006_散る思考の記録

御アクセスありがとうございます。
ヤマカワでございます。
 
物事を考える、ということは極めて個人的な営みだと思います。
同じものを見聞きしても、人によって考えることは千差万別です。
当たり前ですが、私は私の思考回路しか経験したことがないし、
誰も私の思考回路を経験したことがありません。
 
今回は、メンヘラ.jp様に寄せられたページを見て、
私の頭が辿った経路をできるだけ文章化したいと思います。
 
元記事はこちら↓
 

障害者のまったくいなくなった社会はどう思いますか。素晴らしいと思いますか
 
「障害者のまったくいなくなった社会はどう思いますか」という問いだ。
 
・何を思って教師はこんな問いを放ったのか。
・「素晴らしい」と答えなかった半数はどう答えたのか。何を思ったのか。
・教師が言うことに逆らえない生徒が多くて無難に「素晴らしいと思います……」と答えたんじゃないのか
・ぶっちゃけどっちでも良いから「素晴らしいと思いますか?思いませんか?」と聞かれて、
とりあえず先に言われた「素晴らしいと思う」に一票したんじゃないのか?
・いやでもそういう軽率な考え方、行動が集団になって障害者を傷つけるんじゃないのか?
・この問題について学生はどのくらい深く考えていたのかな。
・でも障害者の生きづらさは取り除かれるべきだよな
・「障害者のいない社会」と「障害者のいる社会」を比較したら、前者のがマシなのかな
・障害者のいない「社会」なので、全世界から障害者を消し去るのではなく、非障害者だけで集まって作る小規模な「社会」を想定しているのかな。
・そうだとしたら健常者は障害者のいない社会を賛美して実現したがるのかもな。
・俺今障害者相手の仕事してるから障害者いなくなったら仕事なくなって路頭に迷うな
・いくらなんでも障害を理由に殺されちゃたまらんよな
・でもまぁ妊娠中の子供が重い障害を抱えると分かったら産むか否か迷うよな。こっちの方がリアルだし想像しやすいし教師こっちの問い投げるべきだったんじゃね?
・自分が辛いのも分かっていて、産まれてくる子が辛い思いをするのも分かっていて、周囲に配慮を求めなければいけないこともわかっていて、
金もかかる理解のない人に罵倒される「どうしてあたしなんて産んだの」と言われる子供に先立たれる障害を抱える子供を残して死ぬこの子は同世代の子たちが恋をしたり人生を謳歌したりする中でそれらをうらやみながら生きていく自分が支えきれず子供に八つ当たりするそれを受けたこの子の悲しい目配偶者が先に心折れて暴力を奮ってしまうかもしれない刑事事件になるかもしれない取り巻くご近所の目親族への説明壊れる家庭壊れる財産壊れる幸せ壊れる夢壊れる壊れる壊れる……
 
という思考を、「命の尊厳」「この子が可愛いから」で乗り切れるか。
 
などなど。
 
脈絡なくあんまり関係ないことばかり考え出すことの例示が少し出来たと思う。
記事に対する真っ当な感想がなくて申し訳ないです。すみませんです……。