小学生のころ、日記をつけておりました。
学校の宿題ではなかったと思う。でもどうしてつけ始めたかは自分でも覚えていない。
最初のうちは色々な出来事を書いていたんだけれど、後半から
「書くことがないのでこれでおわり」
とだけ書いて終わりにしてしまう日が続いてしまった。
そんな記憶がございます。
いや、それなら別に書く必要ないやろ、とか思ってしまいますな。
特になし、ねぇ。実際は色々感じたことがあったり、楽しいことや辛いことがあったはずなんだけど。
結論、日記を書くのに飽きてしまったとか、面倒くさくなってしまったとかなんだろうなと思うのです。
文章を書くことについてのエピソードをもう一つ思い出しました。
小学生の頃の作文。修学旅行の感想を書いた文章。
当時6年生だった自分は、何の考えもなく
「〇〇日~〇〇日は修学旅行でした。××に行きました。Aを買いました。次にBを買いました。最後にCを買いました。また行きたいです」
という、なんとも「小並感」な作文を先生に出しました。
その時先生に苦笑されたのを覚えています。
「あったことを書いただけじゃん」とか何か言われた気がしますが、詳しくは覚えていません。
その時に別の子が書いた作文も発表されたのですが、その子の作文は家族とケンカをした出来事やその時感じたこと、その後の反省まで、感情豊かに描き出されていたものでした。大人になった今、そこで書かれた文章の一部を思い出しても、小学生でよくここまで書けるなぁ、と感嘆するような文章です。
そういうところまで話を聞いて、ようやく自分の文章のどこが駄目だったのかを理解しました。出来事をそのまま書くだけじゃいけないんだ、と。幼い文章ではカッコ悪い、と。
話が急に変わりますが、たぶん自分は文章書くの向いてないんじゃないかなと思います。
面倒くさがるし、比喩とか書けないし、読書量も少ないし。
それでも、書いていきたいんだよな。
もう十五年以上も「文章を書きたい」と思って生きてきたんだ。
今更引っ込みがつかないよな。積み上げてきたことを積み上げ続けるしかないんだ。