現状打破についての妄想があるときというのは、現状が良くないときに現れると思う。
打破しなきゃいけない現状だからこそ、現実的な案では突破できなそうだからこそ、妄想が思い浮かぶ。
今からならまだやり直せるから、新しいことにチャレンジしてみよう、とか。
本当に数えきれないくらい、そういう案が思い浮かぶ。
それは無責任な誘惑で、ほとんどドラッグだと思う。
ありもしない幸せな未来を思い浮かべて幸福感を得る、現実逃避。
逃避している間に向き合うべき現実はどんどん経過してしまう。
妄想で麻痺していた苦悩も、現実に直面化すればすぐによみがえる。
ましてや自分は統合失調症などという診断を受けている身。
手放しの妄想は制御しなきゃいけないと思う。
妄想の制御には、変えないことを決めてしまうのが一番いいと思っている。
もうこれをすることに決めたんだから、変えない。変えたいと思ってもそれは妄想だ。
そうやって、ある程度は断ち切ることもできる。
しかし考えが変わると「そうやって断ち切ることこそ現実逃避、現状維持のリスクに気づいていない、時間を浪費している」などという責めになることもある。
考えが変わりやすいことについては、心理検査でも指摘されている。
秩序を持たないとなぁ。